神社とお寺で御朱印帳は分けるべき?
神社でもお寺でも、参拝の証として押してもらえる御朱印。
神社仏閣巡りの楽しみ方のひとつとして、御朱印を集める方も増えています。
ところが、神社とお寺の両方を巡り始めると、多くの方がひとつの疑問にぶつかるようです。
それは…
「神社とお寺で御朱印帳は分けるべき?」というもの。
『神職として、私なりの結論を先にお伝えすると、「分けたほうがベター」です。』
実際は、分けなければならないという明確なルールはありませんし、「神社とお寺の御朱印が混ざっているものはダメ」と断られるケースも稀です。私自身も、ハワイの「ヒロ大神宮」で宮司として勤めていたときに、御朱印が混ざっていてもお書きしていました。
「御朱印帳vol.1」(→Click←)でもお話したように、そもそも神道と仏教が明確に区別され始めたのは明治以降。それ以前は、神さまも仏さまも敬う対象として、同じように祀られていたわけですからね。
ただ、寺社の考え方によって、御朱印を断られることがあるのも事実です。
これは、どちらが正しいという話ではなく、あくまでも、神社やお寺それぞれの考え方の違い。ですから、神社とお寺では、御朱印帳を分けておいた方が気づかいは減ります。
特に、御朱印帳ではなく納経帳の場合は、神社からすると、「ここに御朱印を押しても大丈夫かな?」という考えは正直なところよぎります。
2冊用意するのはかさばるかもしれませんが、気持ちよく御朱印をいただくためにも、分けておいた方が無難。
最近は御朱印帳のデザインも豊富(→Click←)ですから、神社用とお寺用それぞれで、お気に入りの1冊を見つけるのも楽しいと思います。
なお、神社でもお寺でも、御朱印をいただくときには、
・押してほしいページを開いて渡す
・何も挟まっていない状態で渡す
を心がけてもらえるとスムーズです。
たまに、はさみ紙や書き置きの御朱印を挟んだまま出される方がいるのですが、たとえば行列ができているときなどは、何かの拍子でそれらがバラバラと落ちると、誰のものなのかわからなくなります。
そんな、ちょっとした心配りをしてもらえると、寺社としてもありがたいもの。
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せっかくの神仏とのご縁の記録ですから、お互いに気持ちよくご縁をつなげると素敵ですね。
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堀田 尚宏(Hotta Naohiro)
八幡神社(岐阜県養老町)の神職さん。
2004年に阿智神社(岡山県倉敷市)に奉職以来、20年にわたり神職を務める。
日本国外で最古の歴史を持つハワイ島の『ヒロ大神宮』の7代目宮司。現在は神職と兼任して、実家が経営する業務用串カツメーカー『オグラフーヅ』の専務も務める二刀流。
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■谷口松雄堂ブログ編集担当より
神と紙にまつわるお話を、神職の方にお話いただけました。神社やお寺に参拝へ行くときに、知っておくとより楽しいお話をシリーズでお伝えします。
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