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私たちの想い

想いを受け取ること、ものを大切に使うことの喜びを現代に

日本の伝統的な絵柄や模様には、人の想いに基づいたさまざまな意味が込められています。

例えば、雄雌そろって子育てをする千鳥を描いた「千鳥文(ちどりもん)」には家内安全や夫婦円満の想いが、亀の甲羅をあしらった「亀甲(きっこう)」には繁栄や長寿を願う想いが込められています。

そうした模様を着物や器、小物などに用い、見る人や受け取る人に想いを伝えてきたのが日本人でした。日常的に着物や和紙に触れる習慣がなくなった現代でも、想いの込もった和の模様は扇子のデザインや封筒の絵柄になり、さまざまな場面で生き続けています。

かつての人々には、自分が書いた書を表装して飾り、色紙に好きな絵や文字をかいては大切に残しておくという習慣がありました。

作って終わり、もらって終わりではなく、大切なものやもらったものは、飾って、眺めて楽しむという文化があったのです。

人の想いを受け取ること、ものを大切に使い、飾って楽しむこと。あらゆるものが目まぐるしく過ぎ去っていく現代において、私たちが忘れかけていた和の文化に触れる喜びを、和の製品を通じて思い出していただければと思います。

受け取った人の、その先を想像するものづくり

私たちは、ただ買ってもらうためのものづくりではなく、その人が手に取った時にどう思うか、どんな役に立つかなど、買ってもらったその先が想像できるものづくりを大切にしています。

例えば和紙を使ったホビークラフトでは、作る時間を楽しんだ後、さらに飾って楽しんでいただけるようなデザインを考え、年配の方に向けたノベルティーの折り紙には、折り方の書いた指南書を同封し、手先を動かして健康を保っていただけるよう工夫を加えました。

ものづくりに携わる私たちには、無駄になるものを作りたくないという思いがあります。目の前にいる顧客の利益だけでなく、その先にいる「受け取る人」が本当に欲しい、使いたいと思えるものを提供することが、谷口松雄堂のものづくりです。

作り続けることで和を伝え、心豊かな社会をつくる

かつて日本人の暮らしに根付いていた書道は、時代を経てひとつのカルチャーへと変化し、芸術として扱われるようになり、日常生活で筆を持って和紙に文字を書くことはほとんどなくなってしまいました。

同じように、現代の便利な道具やテクノロジーに取って代わられて、失われていく和の文化や習慣はたくさんあるでしょう。

しかし、メーカーである私たちは幸いにも、作り続けることで文化を守り、支えることができます。

日本人が大切にしてきた和の心には、人と環境の調和、ものを大切にする思い、人のぬくもりを感じる心が含まれていると、谷口松雄堂は考えます。和の心が息づくものづくりを通じて、みなさまに心豊かに、充実した日常を送っていただくことが私たちの願いです。

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