弊社では、年間平均200件のオリジナル扇子を製作しています。
1柄100本から、多い時には1案件数万本と対応しています。
日本国内ですか?と聞かれるのですが、提携した中国工場で生産しています。
とてもきっちりと作ってくれていますよ。
扇子の仕立てには数多くの工程が必要ですが、
そのひとつひとつの工程が技術力の高い人たちが受け継いで手作業で進めています。
今回、工場での一部の工程をお見せします。製作の裏側ってやつですね。
弊社では、年間平均200件のオリジナル扇子を製作しています。
1柄100本から、多い時には1案件数万本と対応しています。
日本国内ですか?と聞かれるのですが、提携した中国工場で生産しています。
とてもきっちりと作ってくれていますよ。
扇子の仕立てには数多くの工程が必要ですが、
そのひとつひとつの工程が技術力の高い人たちが受け継いで手作業で進めています。
今回、工場での一部の工程をお見せします。製作の裏側ってやつですね。
扇子に使用する竹には腹竹と皮竹2種類あり、色は白竹・茶竹・黒竹が定番になります。
<皮竹>
竹の外側に近い部分を使用し、きめ細かくしなやか。
主に両面貼り扇子や短地扇子など高級感のある扇子に使用します。
<腹竹>
竹の内側に近い部分、主に紙貼り扇子に使用し皮竹に比べ価格を抑える事ができます。
茶竹・黒竹の場合は染料に漬けて染色をします。
皮竹の白竹は少し加工工程が違っていて、天日干しが必要になります。
なぜ白竹は日光に当てることが重要なのか・・・
皮竹の場合、竹の外側を使用するので竹の青みや黄みが残っている場合が多く太陽の光に当てる事によって紫外線でその色を取ることができるのです。天気のいい日に、片面ずつ2日間かけて、しっかりと日にあてると、”白竹”の完成です。
そのため梅雨や台風の季節は製造が追いつかない時もあるのでドキドキすることも。
梅雨時期には「乾燥室でなんとかならへん?」「無理!(中国語)」のやりとりが、わかっていても繰り返されることに。
ちなみに腹竹は竹の内側を使用するので、必要ありません。
最後に表面を磨いたり、扇骨の形を整えていきます。
扇面の形に切った紙を機械に差し込んで蛇腹に折っていきます。
折り終わるとしばらく折りたたんだ状態で固定をし、きっちりと折り目をつけていきます。
折り目をつけるために圧をかけたり擦ったりすることもあり、印刷方法によってはインクが剥がれたりすることも。
箔押しやシルク印刷、ベタ塗りの背景の時はインクの剥がれや割れがないか注意が必要です。
両面貼り扇子は、表面と裏面に別々の紙を貼り合わせているのですか?と聞かれることがありますが
そうではなく1枚の紙の間に中骨を差し込んでいるのです。
細い竹の棒で通り道をつけ、そこに糊をつけた中骨を差し込んでいきます。
破れるか敗れないか微妙なところを通しています、まさに職人技です。
扇子工場で出荷前に検品、日本に入ってきてから社内での検品を行ないます。
場合によっては弊社の中国支社のスタッフが 印刷・加工・検品をチェックしに現地に行くことも。
安心の二重検品を行ないます。