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年中手作りが楽しめる。頒布会にも!押し絵の開発秘話

青天の霹靂!?

頒布会用として12種類のキットを提案したい』と営業担当からの要望で始まった「押し絵かべ飾りキット」の企画。


『今までに商品化したデザインをちゃちゃっとアレンジしたらできるでしょう?』

だなんて、ずいぶんと簡単に言ってくれるじゃな〜い!

そんなやっつけな仕事はしたくない性分なので
完成までの四苦八苦したお話をしちゃいます。

限界突破

今までにブログやnoteで何度も書いてきましたが
手作りキットは商品化までが、とっても長~い道のり
「押し絵」もですが、「おりがみあそび」を担当している机の上には 試作品が山盛りでよく雪崩が起きてます。
それに、シリーズとしてまとめて発表・・・
毎年恒例の干支モチーフの押し絵キット1~2点でも
予定していた時期に間に合わず発表が遅れることもあるのに 12種類だなんて、提案の期限に間に合うのか!?

手作りキット草案から完成まで

手作りキットが完成するまでの14工程(途中割愛あり!)


①下絵のアイデア&資料集め
②下絵作成
③サンプル用の型紙作成※くるみやすさを意識して
④生地選び&試作&調整※納得できるまで繰り返す
⑤本生産用の型紙データ作成※説明書におさまるように重なる順番を考えながら
⑥置き換えパーツの作成※完成まで時間がかかる場合はシールや型抜きパーツに置き換え
⑦かべ飾り背景のデザイン
⑧商品ラベルのデザイン
⑨キットにする布やひもなど材料準備
⑩商品撮影※事前に完成品・キット内容・パッケージを用意
⑪説明書の作成※これが一番時間かかる~
⑫動画の作成依頼
    ↓
    ↓ここは割愛※事務的な処理など諸々
    
⑬新商品の発表に向けての準備※画像・チラシ・メール文章など
⑭新商品として発売


カ×ケ×ル 12種類、気が遠くなります。。。

草案スタート!試行錯誤

なんとなく捨てられなかったものたちの集合写真。

最初に考えたのは無地のエンボス紙のかべ飾りでした。
これをベースに12種類の押し絵モチーフを考えよう!!
とにかく不安や焦りでパニック状態、キャパオーバー寸前でしたが
集中力を切らさず進むしかありませんでした。
考えた末、背景は季節感を出すためそれぞれにデザインすることに。
押し絵の重なる順番、生地の色、サイズ、輪郭など
パッと見ても分からないような手直しをすること数回。

ああでもない、こうでもない。。
試作品もどんどん増えていきます。
なんとなく捨てられなかったものたちの集合写真。
見てやって下さい。

手軽に取り掛かってもらう工夫

何か作りたい』『押し絵をしたことがない』という人でも
一つ一つ材料を買い集める必要がなく、全部揃っているキットは
少しの道具を用意するだけで、気軽に挑戦できるところが魅力。
触りごごちの良いふわふわ部分はスポンジ(ウレタン)です。
元々、押し絵は型紙に綿をのせて布でくるみますが、
最近では型抜きしやすいようにウレタンにしています。

そして生地は基本的には小さなパーツをくるむのに適した
レーヨンの一越ちりめんオニちりめんを使用しています。

本格的な押し絵が完成します!

心がけていること

手作りキットを商品化するのに心がけていることは、いかに作りやすくするか。
簡単だけど、満足感や達成感が得られる工夫をしています。
説明書は何度も見返し、動画もわかりやすく丁寧に作っていますので
ぜひご覧いただきますようお願いします。

自分時間を愉しんで欲しい

つくる」と「飾る」手づくりの時間を楽しみ、そのまま飾ることが出来ます。
趣味の教室や自宅で気軽にできるように、約1時間ほどで完成します。
全12種類の季節のお花や情景と動物たちに、ほっこり癒される押し絵かべ飾りです。

「しつらえ」 

昨年夏、2023年干支の『うさぎの手作りキット』を発表するとき、
企画との打ち合わせの中で”しつらえ” という言葉がでました。

響きが美しい言葉だなと思う日本語の一つです。

言葉の由来としては、平安時代だとか。
祝宴などのハレの日に、室内を装飾し祝うことを「室礼(しつらい)」からきています。

春夏秋冬、季節季節の行事、衣替えのように室内装飾を自らの手作りのものを飾るのは目を引きますね。

■当社の手作りキット類は大変豊富です。
押し絵手作りキット

■年は明けましたが、干支飾りは「年の神様」をお迎えする役割があり、
1年を通しその家を守ってくれるとともに、開運へとつなげてくれます。
2023年干支関連商品

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