京都の秋祭り『ずいき祭』
9月に入ったとはいえ、日中はまだまだ暑い京都です。
それでも店先に並ぶ葡萄、梨、栗、芋などの味覚が秋の訪れを教えてくれます。
京都の秋祭り『ずいき祭』をご存知でしょうか?
五穀豊穣を感謝し祝う北野天満宮のお祭りです。
10月1日から5日まで行われます。
ずいきを漢字で書くと瑞饋。饋は『神仏に食物を供える』という意味があります。
北野天満宮の神人(じにん)と呼ばれる人たちが秋の収穫物をお供えしたことから瑞饋祭と言われるようになったそうです。
瑞饋と同音の、小芋の葉柄のずいきが屋根に葺かれた御神輿が作られます。
旬のいろんな野菜、果物、穀物や花などで飾られた実りの秋を喜び感謝する気持ちがあふれるステキな御神輿です。
ずいき神輿は10月1日から4日の午前中まで御旅所に奉安されており、誰でも近くで見ることができます。
御旅所の周辺は屋台などが出て、人々が集まり、とてもにぎやかで楽しい雰囲気に包まれています。
写真は昨年のものですが、ずいき神輿は二基並んでいました。
その内一基は小振りで、子供神輿でしょうか。
妖怪ウォッチとかミニオンズなどの人気キャラクターが描かれています。
もう一基はどっしりとしていて、側面の四方には干支や、民話、その年に流行ったものが描かれています。
(太陽の塔は謎。。)
よくできていますねぇ。感心感心。
ずいき祭りは10月1日が神幸祭で、御霊が鳳輦-ほうれん-(高貴なお輿)に移され御旅所へ巡行。
4日の午後から還幸祭で、氏子地域をぐるっと巡行して北野天満宮へお帰りになります。
巡行はずいき神輿だけでなく、いくつもの美しく装飾された鉾、山車、鳳輦やお稚児さん達のずらりと長い行列が行進していきます。
なかなか見応えがありますよ。
今年の10月4日は平日ですが、機会があればぜひ。オススメです。
秋の心地よい気候には、手仕事がはかどりますね。
そこで、来年の干支の押し絵を作ってみませんか?
途中で疲れたら、また明日続きを作ればいいです。
楽しみながらやりましょう。
自分で作り上げると愛着も一入ですよ。
■屏風
■大色紙
工藤