麒麟につられて

月初めにあった「勝竜寺城公園」リニューアル記念式典(11月2日(土))に行ってきました。

細川ガラシャが夫の忠興と幸せな新婚生活を送った勝龍寺城。

そして本能寺の変後の“山崎合戦”に敗れたガラシャさんの父親である明智光秀が、この城に逃げ込み、最期の夜を過ごした場所。     

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」の放送を前に、一新された櫓を模した2階建ての管理棟は、1階の休憩室は冷暖房が完備され快適です。2階の歴史展示コーナーでは11月2日~10日の期間は一般公開としては日本初となる「伝明智光秀兜・采配」が特別展示されました。

他にも明智光秀、ガラシャ、細川藤孝(光秀の朋友で忠興の父親)、忠興の生涯を展示パネルや映像(約10分)でわかりやすく説明してあります。

また、勝龍寺城跡は、1992年に公園として整備され、2007年には日本の歴史公園100選に選ばれています。桜の季節はライトアップされますので、春の季節も楽しいです。

園内は大きく2つに分かれ、ひとつは沼田丸跡で堀や帯曲輪(おびくるわ)跡が見つかっています。

もうひとつの本丸跡は、堀と塀に囲まれていて隅櫓(すみやぐら)や沼田丸とを結ぶ通路などの遺構が残っています。そんなに広くないので探索しながらの歩くのもおススメです。

当日はちょっと暑いくらいのいい天候でした。そんな中、京都・長岡京おもてなし武将隊つつじの甲冑劇や手づくり甲冑(大人用・子ども用)の着用体験など楽しいイベントが盛りだくさんでした。

そして、勝龍寺城の現地レクチャー。よくしゃべる職員の方だなぁと思って見ると、なんと城郭考古学の第一人者である千田嘉博先生(奈良大学教授)ではありませんか!とてもわかりやすく楽しい時間を過ごせました。

ただひとつ残念なことが…勝竜寺城公園のリニューアルオープンを記念した勝龍寺城の御城印が手にはいりませんでした。気付いたのは家に帰ってからでした。

便箋 瓦当紋 麒麟

麒麟つながりと言うことで…

盛隆