「方除の大社」

城南宮の方除大祭(ほうよけたいさい)(4月12日金曜日~14日日曜日)に行って参りました。『方除大祭』は引越・工事・家相の心配がないように守ってくださる大神様の神恩に感謝し、更なるご加護を祈念する行事です。

本殿での祭典のほか、境内で「和ポップ」「落語」「石見神楽」が奉納されました。 

私は14日午後の京都瓜生山舞子連中(きょうとうりゅうやままいこれんちゅう)による「石見神楽」の「八幡(はちまん)」と「恵比須大黒(えびすだいこく)」を観覧いたしました。

石見神楽は、島根県西部の石見地方に古くから伝わる伝統芸能です。京都瓜生山舞子連中は島根県大田市温泉津町の神楽団である「石見神楽温泉津舞子連中」と京都造形芸術大学の学生が協力して地域活性化を目指し、郷土芸能“石見神楽”の習得、研究、創作に取り組み、催し物を企画し行っている団体です。

あいにくの雨で少し肌寒かったのですが、奏楽が始まるとなんだか心が浮き立ちます。衣装も豪華絢爛です。

演目の「八幡(はちまん)」は武勇の神、八幡宮の祭神である八幡麻呂を讃える神楽。人々を殺害している大六天の悪魔王を八幡麻呂という神様が神通の弓、方便の矢をもって退治する、神様 対 鬼(ええもん対わるもん)と言う石見神楽の代表的な神楽だそうです。若手のお二人による躍動感あふれる舞でした。

「恵比須大黒(えびすだいこく)」は出雲の国、美保神社の御祭神である通称、 恵比須様が父神である大黒様と共に鯛を釣り上げることで幸せをもたらす、大変おめでたい神楽です。こちらは熟練の方と今年から中学生になった方の舞でした。 皆さんにお福分けもされました。


さて、今年のゴールデンウィークは10連休の方も多く、お出かけしたい気分が一段と高まっている方も多いのではないでしょうか?

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盛隆