文楽
先月の話になりますが『人形浄瑠璃 文楽 京都公演』を観に行きました。
親しみやすい文楽の名作・名場面の上演でしたが太夫の語りや三味線、そして人形の動きを
一度に楽しむために、演目のあらすじや登場人物をしっかり予習。
「Aの本当の正体はBだった」みたいなちょっとひねった話が多いですし
現代の言葉ではないので、ぼんやりしてると『おおお???』と話がわからなくなるのは
もったいない!
当日は始まる前に出演する太夫が文楽のあれやこれやのわかりやすい説明がありました。
そして字幕もありました!ちらっと見るだけでも物語の中で迷子にならないので心強いです。
上演された演目は、なんとなく知ってるかもと言う『心中天網島』『絵本太功記』などわかりやすいものでした。
日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)渡し場の段の演目では
清姫が、蛇姫になって波間を渡る凄まじさと早業の早変わりは凄かったです。
ほんまに瞬間で変わりました。
調和をとるとはこう言うことかぁと太夫・三味線・人形が一体となった競演を観ながら
思いました。生身の人間だし感情もいろいろありますしね。日々の相手を思う気持ちや
伝統芸能に対する気持ちの積み重ねの結果でしょうか。少しでも見習いたと思います。
本日のおすすめ
新年度がスタートして、早くも1ヶ月近くたちましたね。
進学や就職で新生活を始められた方も、そろそろ慣れて来られた頃でしょうか?
身近な方やお祝いをして頂いた方に近況報告を兼ねた季節のお便りなどいかがでしょう。
ちなみに私は進学祝いにと祖母に真っ赤なサテン地に金糸銀糸のおめでた柄の刺繍がある
ふかふかの座布団(クッションぢゃないです)をもらったことがあります。
書き損じた便箋は適当にカットして100均で買えるLEDキャンドルライトに巻くと
簡単にお部屋をほんのり照らしてくれる和風照明が完成します。
熊本地震から2週間が経とうとしています。ニュースはインフラの復旧や
ボランティアの受け入れなどに変わってきていますが、
まだまだインフラが復旧していない地域があったりと、心休まらない方々も
いらっしゃると思います。
一日も早く平穏な日々が戻ってくる事を願うばかりです。
盛隆